
小麦の種まきが終わりました。
ここからはお米のお話です。
米づくりの流れ(ざっくり編)
種をまく
水をやる
芽が出る
苗になる
田んぼを耕す
田んぼに水を入れる
代掻き(しろかき)をする
田んぼの水を少し抜く
田植えをする
※水を成育状況に応じた量で管理する
※田んぼの周りの草を刈る
肥料や農薬をまく(任意)
水を抜く
稲刈りをする
籾(もみ)を乾燥させる
籾摺り(もみすり)をする
玄米を選別する
梱包する
出荷する
米づくりをざっくり説明してみました。
あくまでもざっくりです。
実際には、種をまく前の準備もあり、それに半月ほどかかることもあります。
また、稲刈りのあとには翌年の準備のために田んぼを耕すこともあります。
ここからは私の個人的な考えです
独り言にお付き合いください。
「米が高い」「米を安くして」
こんな意見をよく見たり聞いたりします。
「今の米の値段は農家として適正だと思いますか?」
こんな質問をされることもあります。
現在、70歳以上の米農家さんが全体の6割いらっしゃるそうです。
「10年後が不安です」という相談もあります。
これらを解決できるかもしれない策、考えてみました
米が高いと感じるのは、以前より収入に対する米の費用の割合が増えたからですよね。
ということは——
収入を増やせば、また米が安く感じるはず!
そう、ダブルワークを考えましょう!
では、何の仕事にするかですが……
10年後に就労人口が6割も減る業種があるんですよ。
そう、米づくりです。
もちろん、ダブルワークなので全部はできません。
できないところは専業農家に委託しましょう。
ダブルワークでできる作業をピックアップしてみました
先ほどの工程の中で、ダブルワークでもできそうなものを選んでみました。
※印の2つです。
- 水管理
- あぜ管理
これを仕事に行く前やお休みの日にやってみてください。
「えっ、それで儲かるの?」
儲かるんです!
今の米の価格なら!
管理する面積によって、収入は上がります!
SNSなどで
「高いと思うなら作ってみたら?」
という声を見かけますが、たぶんその裏には
「苦労を知ってほしい!」
という思いがあるのだと思います。
でも、私は少し違います。
「高いと思うなら作ってみたら」
「それで儲けちゃえばいいじゃん!」
そうすれば、
「高い」と文句を言うこともなくなり、むしろ「高いままの方がいい」と思えるようになるはずです。
この考えの良いところは、
- 農業者人口の激減を抑えられるかもしれない
- 既存の農家さんが受託作業を増やし、機械や施設を最大限活用できる
- 設備の更新も可能になる
という点です。
昔から商才で知られる隣県・滋賀県の近江商人の言葉をお借りすると、まさに 「三方よし!」 ですよね。
こんなことを考えている、ちょっと変わった農業法人の代表ですが、
今の米価が維持されるなら、農業の未来にも少しは希望があるのではないかと思っています。
農地の又貸しなど、今の法律ではできないことも多いですが、本来の用途ではないことで備蓄米を放出する決断力があるのなら、なんとかなるはずです。
最後に
- ダブルワークができないお子様やご年配の方は「お米券」で
- ダブルワークをする暇がない多忙なビジネスマンは「本業」で
- ダブルワークをしてもいいかなと思っている方はぜひ「農業」を!
新しい総理大臣や政府に期待することはたくさんありますが、まずは自分にできることを考えてみましょう。
では〜!