こんにちは。
暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
こちら福井では、昨日の夜から雨が降り、日中は少し涼しく感じました。明日も雨の予報で、水不足が心配されている地域の方も、少しは心労が和らぐのではないでしょうか。
農業というのは、自分ではどうにもできない天気に振り回されるのが常で、それとどう向き合っていくかが大事だと痛感します。
まずは近況報告です。

ずっと↑これを飛ばしています。
7月中旬から8月中旬までの1ヶ月間、朝4時に相方と集合して受託先へ向かい、5時から作業スタート。
1日20〜30ha(1ha=小学校のグラウンドくらい)ほどを飛ばして農薬を散布します。
年間では約800ha。今年で11年目です。
よく聞かれる質問に、ここでお答えします。
Q1. 今はドローンじゃないの?
Q2. どれくらいの大きさのヘリなの?
Q3. 農薬って何のために撒くの?
Q4. 残留農薬の心配はないの?
Q1. 今はドローンじゃないの?
A.
「ドローン」は「マルチコプター」とも呼ばれ、羽が複数(4〜8)ついているもので、農薬散布用に販売されているものはすべてバッテリーとモーターで飛んでいます。
電子制御に優れており、比較的簡単に飛行できます。
ただし、夏の暑い時期はバッテリーの消耗が激しく、1日あたりの作業量に影響します。
私が使っているのは産業用のヘリで、シングルロータータイプ。操作はほぼ手動です。
価格はドローンの約5倍ほどですが、ガソリンエンジンなので暑さに強く、操縦者の集中力次第で一日中飛ばすことも可能です。
Q2. どれくらいの大きさのヘリなの?
A.
ヘリの長さはだいたい4mほど。薬剤を満タンにすると、全体で100kgほどの重さになります。
薬剤タンクは16Lが2つ、計32Lの積載量です。
Q3. 農薬って何のために撒くの?
A.
主に殺菌剤や殺虫剤を散布します。
植物の病気の多くは菌が原因です。それぞれの病気に対応した殺菌剤を散布することで、安定した収量を確保できます。
また、病気にかかった穀物が人体にとって有害になる場合もあるため、病気予防は重要です。
殺虫剤は主にカメムシや蛾の幼虫など、植物に害を与える虫を防除するためのものです。
虫が実の水分や養分を吸うことで、斑点米になったり、形の悪い実になったりしますし、葉を食べられることで成長が阻害されることもあります。
Q4. 残留農薬の心配はないの?
A.
「どの作物に、いつまでに、どのような方法で、どれだけの薬を使用するか」が、非常に細かく定められています。
例えば、カメムシ防除の農薬の場合……
「米に、収穫14日前までに、ヘリによる空中散布で、100mlの薬を700mlの水で薄め、1000㎡にむらなく散布すること」
というように明記されています。
この基準を守ることで、残留農薬の心配はないとされています。
逆に、これを守らなかった場合、法人では1億円以下の罰金となることもあります。
Q&Aは以上です。
弊社では、農薬の使用を減らして栽培したお米も生産しています。
私は「決められた範囲内でいくらでも使えばよい」とは思っていません。
かといって「まったく使わないのが理想」とも思っていません。
安全で、安定した量と品質のものを、安心できる価格で提供し続けること
それが私たちの使命だと思っています。
そのために、必要であれば農薬も使用します。
ただし「仕方なく使う」ものであっても、こだわりはあります。
そのひとつが、「ネオニコフリー(ネオニコチノイド系農薬不使用)」を謳うことです。
では〜